1/144の90式戦車をジオラマ仕立てにしてみました。
小林源文先生の「バトルオーバー北海道」のイメージです。
”霧島1号より、中隊全車。国道40号線を南下する敵機甲集団を視認。”
”全車、射撃開始”
「霧島21号、受信」
「11時方向、戦車、徹甲、1500、撃て!」
いうイメージです。
90MBTは、UCCの缶コーヒーのおまけだったものを使用。
90MBTは他に、WTMなどでも出ていますが、今回はUCC版を。
大きな違いは、風向センサーが建ってること?
で、やったこと。
・クレオスの”陸上自衛隊 戦車色カラーセット”で基本迷彩塗装。
成型色のままでは、なんとなく透けててあんまりなので、一応基本塗装はしてみました。
・車体に 同じくクレオスのウェザリングペーストでウェザリング。
陸自の戦車は、手入れがいいので普段はキレイですが、今回は戦場ジオラマですし、おまけに
優勢な極東ソ連軍に押されて後退を続けている状況ですから、砂塵にまみれた状態に。
・乾燥パセリでバラクーダネットを再現
現用戦車の擬装は、なにをおいても、まずはバラクーダネットですが、1/144でどう再現すればいいやら。
で、グーグル先生をたよって、”乾燥パセリを貼り付ける”という技を発見。早速やってみました。
買ってきたままの乾燥パセリだと欠片が大きすぎる気がしたので、適当に砕いた上で、木工用ボンドで固定。
なんか、厚みがありすぎる感じになっちゃいました。
他の素材も試してみたほうがよさそう。
・草の葉で車体擬装
陸自の戦車の演習写真をみると、バラクーダネットだけでなく、樹木や草の枝葉で丁寧に擬装しているのでやってみました。
基本的に、周辺の植生に合わせた擬装になりますので、今回は草葉に。
で、最初はファイバーグラスをカットして使ってみたんですが、これが腰がありすぎてまっすぐなままで不自然。情景模型の記事で材料のヒントを探して見つけました、”レンジふきん”!
着色した上で、繊維を毛羽立たせると、草原っぽくなるらしい。
まず、裏側から地面色(ブラウン等)で着色したあと、表側はグリーンで着色。
今回は、アクリガッシュで着色してみました。
で、色を塗ると当然、繊維が寝たり、くっつくので歯ブラシで繊維を立たせてやります。
それでも、繊維同士がくっついてしまうので、乾燥後、真鍮ブラシなど、細くて尖った硬いものを繊維の根本に差し込んで梳いてやると良いようです。
こうしてできた草原をカットして貼り付けることで、ジオラマ・ベースが完成。
あわせて、草っぱをカットして車体にマットメディウムで貼り付けました。